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シートポストが滑るのはなぜか

OK、この自転車に乗って2-3日経った。新しいのを買ったかもしれないし、中古かもしれない。または兄弟から盗んだのかもしれない。しかし2-3回乗るうちに、シートポストがずり下がることに気づいた。「なんだよこれ!?」と独りごちて、そのうちに周りにも「なんでこれ滑るの?!」と訊き始める。 シートポストはなぜ滑るのか?

基本原理:

フレームにきちんと合ったポストは、フレームのシートチューブに側面方向の遊び (横向きの動き) 無しでスムーズに滑り込む。つまり、シートポストの外側直径は、フレームのシートチューブの内側直径に非常に近くなければならない。フレームのシートチューブの上部には縦方向に短い切れ込みがある。シートポストクランプはチューブの最上部を取り囲んでいる。クランプのボルトがきつく閉まっている時、フレームの素材がわずかに曲がり (切れ込みのせいでこの屈曲が起こる) シートポストをしっかり押さえる。そして、もちろん、これでポストのポジションを維持している。もし なんらかの理由で締め金が十分閉まっていないと、ポストは荷重で下がって来る。 

基本についてもっと詳細に:

シートチューブ直径であれ、シートポスト直径であれ、なんであれ、どんな部品の製造者スペックにも、少し許容誤差というものがある。つまり、新品フレームのシートチューブであっても、内径がスペックよりほんの少し大きかったり小さかったり (と言っても1ミリの10分の1から100分の1の話だけど) する。ポストも同じこと。 だから、もしフレームのシートチューブの実寸がスペックより大きく (例えば: スペックは27.2mmで、実寸は27.29mm) で、シートポストはスペックより若干小さかったとしたら、ポストはずり落ちるだろう。チューブもポストも製造者スペックの許容誤差の範囲内なら、こういうケースに保証は適応されない。実際、ポストの製造者の中には (名前は出さないけど) 自社のポストをスペックより小さく製造して、シートチューブのばらつき(例えば、スペック27.2mm、実寸27.1mm など)に対応できるようにしている。そういうポストは、真新しくても、高価でも、君のフレームに合うサイズが刻印されていても、すべりやすいはずだ。  ここまでは、ポストもフレームも、全部新しいと仮定した上での話だけど、フレームかポストまたはその両方が中古だったら、摩耗と消耗でこのばらつきはさらに広がる。長年ポストの高さ調節を何回もやっているうちに、フレームもポストも摩耗してくる。特に、両方を掃除しないでいれば(掃除する人なんている?)余計すり減るだろう。狭い隙間の中で、砂や埃などが紙ヤスリみたいに作用するわけだ。繰り返すけど、ここで話してるのはほんの少しの分量のことだが、それでもずり落ちるのには十分だったりする。また、前のオーナーがフレックスホーンでシートチューブの内面研磨をした結果、元より大きくなっている、など。質の良くないポストやフレームはたいてい明白だけど、眼で見ただけではわからないこともあるかもしれない。

ずり落ちの二次的原因: ポストのずり落ちを起こす、その他の思いがけない犯人としては、特にテフロン潤滑剤などのグリースのつけ過ぎ、乗り手の重い体重、ものすごくラフなトレールなどがある。でも、これらはあくまで二次的な原因で、一次的原因を激化させることはあっても、単独でずり落ちを起こすことはない。だが、一次的であれ二次的であれ、これらの理由は一番頻発している問題ではない。

上のすべてを置いといて: ポストがずり落ちる理由で一番よく見かけるのは、シートポストの締め金の種類がサイズやライディングのタイプに合っていないことだ。ロードバイクなら、4mmアーレンキーで締める小さくて可愛い締め金でいいかもしれないが、マウンテンバイクにはちょっと頼りない。重量級のライダー、ラフなトレール、その他ポストのずり落ちを起こしつづける諸々には、もっと頑丈な締め金が必要だ。うちでは Constrictorという名前のモデルを作ってるけど、フレームに触れる面積が大きく、巨大な8mmボルトを使用 (6mmアーレンキーで締める) するので、十分トルクがかけらる上、ねじ山も十分でがっちり締まる。Constrictorは、ポストのずり落ちを防ぐために特にデザインされているけど、頑丈な締め金を使っていても、その効果を確実にするにはいくつか注意しなきゃならないことがある。

シートポストのインストール方法:  まず、ポストとシートチューブの内側にグリースを塗る。滑りをよくするためのごく薄い皮膜を作る。腐食を防ぎ、ポストの着脱をしやすくする最小限で。  次は、 クランプの内側とクランプのボルトのネジ山にグリースの薄い膜を作る (フレームに接触する部分) 。ボルトにはものすごい圧力がかかるが、すべてがくっつくのをグリースが防いでくれて、締め金が力をフルに発揮して締め付けることができる。ほとんどの場合、どんなグリースを使っても差し支えないが、特定のグリースが必要な場合もある。  ステンレススティール製ポストクランプのボルトは、ネジ山にオール-テフロンのグリースを使えばベストだ。  最後に、ボルトは製造者のスペック通りに回転させること。用途に対してクランプが弱々しすぎると、ポストがずり落ちないようにきっちり締める前に締め金のボルトがこわれてしまう。そして: それも保証はされません。うちのConstrictor かその他の適度にヘビーデューティーの締め金を使っていて、しかもポストとフレームがきちんと合っていることが確かで、それでもずり落ちるようなら、それは問題発生と言えるので、近くのバイクメカニックに相談するように。

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